初めまして。
2019/01/25
私にとってたみという場所も、近所のお店も、常連さんも、スタッフも慣れ親しんだ人やものばかり。
普段Yにいることが多かった私だが、最近は少しずつたみにいることが増えてきた。よくたみに居るから、たみという場所には馴染んでるつもりだったけど、実際カフェに立ってみると風景がまったく違う。
今まではお客さんと一緒にテーブルに座ってたから目線はほとんど同じ。けれど、キッチンの中にいると目線が私の方がだいぶ上になっていた。普段ビール飲んでるあの人…あれ、どんな銘柄飲んでんだっけ?とか、コーヒーは浅煎りが好きなのか〜とか、まったく違う視点が生まれる。
キッチンの中からカフェを見ると、本棚で多少遮られてはいるものの、全体が見渡せる。手前のカウンターでは相変わらずおっちゃんがビールを飲んでて、大テーブルでは様々な人が集まってくるから、緊張しながらご飯を食べてたゲストも友達になって話をしてる。奥のソファー席は何話してるんだろう?さすがに声は届いてこないけど、みんなの〜んびりしてるのが見える。あと、左右の扉が開いて、外からも中からも様々な人が入ってくる。たまに後ろを振り向くと、大きなリュックやスーツケースを持った旅人も現れる。
ふと、私の立っているこのキッチンがたみの中心になっていることに気づいた。 「いってらっしゃい」や「おかえり」も、「こんばんは」や「またね」も、このキッチンから。様々な人が訪れて帰っていく。また明日会う人もいるけど、次は半年後になったり、おそらくもう会うことのない人もいる。
そんな非日常な日常があるたみで、これからもたくさんの人々と出会うことを楽しみにしてます。
旅人、町の方、常連さん、宅配のお兄さん、まだお会いしたことないけど読んでくれているあなたへ。
初めまして。これからどうぞよろしくお願いします!
(かと)