たみの冬の文化教室 |ことばの教室【最終回】
2015/03/27| Event
3月27日(金)19:30〜21:30
※定員オーバーのため、受付は終了しました。
参 加 費|500円(1ドリンク付)
仲野がこれまでずるずると引きずってきた関心ごとである”<弱さ>が<強さ>に転換される
ダイナミズム”あるいはそのようなダイナミズムが現れてしまうこの時代を
参加者のみなさんと一緒にのろのろ、ぐずぐずと手探りで考えることができたらうれしいです。
そのための入り口として、私がここ数年追っかけをしている在日朝鮮学生美術、
北海道にある精神障害者のコミュニティである「浦河べてるの家」、
インドネシアの「モスリムコミュニティ」などの事例を紹介します。
そこから議論が誘発されればおもしろいな、と思います。
講師|仲野誠(社会学者)
山形県生まれ。学生時代に大学を休学してワシントンDCの黒人ゲットーでインチキ教員を務める。
大学卒業後はバングラデシュで働き、構造的な不平等について考えることになる。
その後、それらの経験をちゃんと考える時間と場所を獲得しようと、アメリカに行って社会学を学ぶ。
いまは、従来の価値観では<弱い>とみなされていた人たちのつながりが
新しい形の<強さ>を生み出しているダイナミズムを研究している。
それは<弱さ>が<強さ>に転換されうるダイナミズムあるいはそのようなダイナミズムが現れるこの時代への関心であり、
あるいは人間の生き方よりもいろんな制度が過剰に優先されて “正しく狂ってきた” 私自身への関心でもある。