彼女のゆめ
2016/05/15
彼女のゆめ
小学1年生からたみに来てる彼女はもうすぐ3年生。
春休みや夏休みは毎日っていいほど来るし、
土日もけっこう来る。
朝から夜までたみにいる。
おかぁさんとくることもあるけれど、
1人で来ることのほうが多い。
ぼくたちが相手にすることもあれば、
常連のおきゃくさんや住人や元住人で相手をすることもある。
外国人のゲストを誘って卓球をすることもあれば、
ひとりであそぶこともある。
最近彼女には夢ができた。
それは、たみみたいなものをつくること。
いろんな人が集まる場所をつくりたいと。
でも、もっとピンクとかオレンジとかきれいな夕陽のみえる場所につくりたい、
けどそれは本屋さん(汽水空港)にとられちゃった、と。
外観は木がいっぱいつかってあるけど、中はきれい。
そんなところだそうだ。
きのうの話では、
山の上のてっぺんにどだいをつくって、
くさをしきつめて、木でたてものをつくる。
ねこといぬとうさぎとハムスターとやカピバラがいる
どうぶつカフェと宿をするんだ。
そういって彼女はドアの黒板にそのカフェの絵を描いて
そこで出すパスタを赤い毛糸で試作していた。
赤白黄色のチョークの粉をけずって、
パスタの上にふりかけた。