改修

2022/04/30

たみの改修工事は、着々と進んでます。たみの解体はスタッフや町のみんなでやりました。
たみの建物はすごい複雑でした。解体したら、この建物の構造が出てきて、不思議がいっぱい。隙間がいっぱい。
建物って結構、矛盾だらけでも建つんだな。
床を剥がしたら、でっかい岩みたいなのがありました。
赤っぽい土も見えてきて、何百年前のこの土地にまだたみの建物が建ってない頃を想像してみましたが、
全く風景は浮かびませんでした。どんな町だったんだろうか。

解体して引き算した上で、dot architectsが設計してくれて、施工は三宅くんが現場監督になって、元スタッフや友達に大工、電気、床、壁などしてもらったり、建具屋さんにお願いしたり、あれこれ調整してます。
普通だったら、工務店が入って一式まるっと進めてくれるんですが、うまくいかなかったので結果的にこうなりました。
だけど、一周か二周くらい回って、これでよかったと思います。なぜなら、細かいところがよく見えるからです。
建築のこと嫌いだったのは、細かいところがよくわからなかったからだと思いました。
なんか、気づいたら完成して、途中変更できない感じが苦手やったけど。
たみの改修は、そんな私にも分かりやすく説明してくれる友達らがいて、dotも一個一個解体を見ながら考えるので
細かいところがよく見えるし、お昼ご飯を作ることと応援することしかしてませんが、空間作りに参加してる気もなれる。

建築ってこんなにたくさんの人が、細かいことを決めて選んで、身体全部で取り組んでできるんだなあと。
見る目が少し変わりました。完成したらきっともっと変わると思います。
大方できましたが、ここから仕上げの作業がまだあります。さすがに大工たちも飽きてくると思うので、ぜひ差し入れ片手に応援しにきてください。
その一言が、もしくは、そこに人がただ一人いるだけで、結構頑張れるんです。
(JR)

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