春みたいな2月の昼下がり
2019/02/25
今日はとっても綺麗に晴れた。外ではふわふわとそよ風が吹いて気持ちがいい。
カフェの入口にしゃがんで、足元にある窓から外を眺める。
なにもかもが気持ちよさそう。空も、雲も、川も、草木も、家も、ひとも。
カフェの中では
カウンターで常連のおかあさんがチャイを飲みながらなにやら絵を描いている。
時々くしゃみをしている。花粉症かあ。もうそんな時期なんですね。
そのとなりで、仕事終わりの住人も昼からビールを飲みながら絵を描きだす。
大きいテーブルでは
スタッフともう一人の住人がつくったおいしそうなオムライスを
ふたりでしあわせそうにほおばっている。
食べ終わるとそれぞれ絵を描きだしたり、本を読んだり。グリーンピースみたいなそらまめの絵。
奥の小さいテーブルでは
男性がひとりホットジンジャーミルクを飲む。
文庫本を持っている。
外からの光がとっても暖かで、みやけさんが「あそこ、天国みたいだね」なんて言う。
その隣の大きいテーブルでは
男女ふたり組がアイスルイボスティーとチャイをゆっくり飲んでいる。
なにを話しているかは聞こえないけれど、にこにこしているのがとてもいい。
はあ、なんて幸福な風景。
それぞれの時間がゆっくり流れる。
時々みんなで、春っぽいワンピースがほしいねなんて話したり。
わあ、そうか。もう、春はすぐそこなんだな。
わたしはなぜかそわそわしてしまう。
あたたかくなること、春が来ること、こんなにうれしいのに。
雪遊びしそびれたからかな。
(あらり)