朝の音
2017/10/11
モーニングは7時前に出勤。
松崎駅周辺は送り迎えの車の往来。
老舗喫茶店【あすこっと】の店主は軒先の掃除を終えようとしている。
松崎の朝は早い。
今朝は初めて裏口から出勤してみる。っと、新住人の男の子が共有キッチンでご飯をかっ込んでいた。立ったまま。
おはようー、と挨拶を交わす。
休日後の出勤が多いので、ゴミ捨てから始めるのがルーティンなのだけど、今日は花を水切りしつつ、新住人の彼と少しおしゃべり。
週末のお祭り、神輿を担いだ後これまで生きて来た中で1番の筋肉痛なんだとか。のさなか、トントン拍子に新しい仕事が決まって昨日から働いていること。
疲れてそうだけれどなんだか楽しそうだった。
裏にまわってゴミ出し。裏の道を速足で駅へと急ぐ高校生。スマホをフリックしつつ、眠そうな目。
ゴミ出しを済ませて軒先を掃除していると、小学生。小さな女の子ばかりの登校班が通過。短く、でも快活に挨拶の声。
通勤のひと、通学のひと、近所のひと。
歩き、自転車、車、が色んなスピードで通過して行く。朝。
住人、ヘルパー、ゲストがそれぞれのリズムで起きてくる。
カフェに入るひとも、そうでないひとも。おはよう。いってらっしゃい。
だれかの朝の、側に居るのは、とても面白い。
お久しぶりのゲスト男性。トーストモーニングをオーダー。そのあと、もじもじしながら東郷池Tシャツを買ってくれた。黄色のL。
『旅先でTシャツを買うの、好きなんですよね』。
同時にタオルも購入、出発前に近所の温泉に行くのだそう。
『いってらっしゃい』と送り出しつつ。
わー良いなあ、なんか旅に行きたくなっちゃうぞ、とむずっとした。
(たった)