けががおしえてくれたこと
2023/04/02
春の始まり。
気持ちのいい陽気に包まれ始めた日常、そんなときにわたしはけがをして、松葉杖になってしまいました。(今はだいぶ落ち着いていますので、ご心配なく)
けがしてしまったのが、ちょうど自分のたみ店番の当日だったこともあり、
他のスタッフの人に日程を調整してもらったり、常連さんにも社長から連絡をしてもらったり、逆に「大丈夫か」「しんどいことあったら手伝うよ」と連絡をいただいたり。
いろんな人に「ごめんなさい」や「ありがとう」の気持ち、けがしたとき「こう対応できたらよかっただろうか」と省みたり、色んな感情が自分の中をグル…グルグル…グルグルと回っていました。
でも、そのグルグルが落ち着いてきたとき、ふと「だいじだなあ。」と思ったことがわーと湧き出てきて。
最初は、「迷惑かけて、申し訳ない」って気持ちやけがの痛さ、、自分の対応を反省する気持ちばかりで落ち込んでいたんですけど。
わたしは松崎に住んで、たみで働いて、やっとこの町の人とつながれはじめたなあと思っています。
今回けがをして、家事とか、移動とか、通院とか、すべてがスムーズにできなくなってしまったんですよね。そしたら、たみをきっかけにつながった色んな人たちが手を差し伸べてくれたり、声をかけてくれたり。
それで、自分が「迷惑かけた」って気持ちばかりでいると、色んな人からもらうやさしさや手を、ちゃんと「ありがとうございます」って気持ちで受けとめられなくなるなって思いました。
もうしっかり落ち込んだから、いったん自分を静かにしよう。
そして、今からはみんなからのやさしさをまっすぐ感謝の気持ちで受け取ろうって切り替えました。
そしたら、色んなことが一旦休止符になってスムーズにいかなくなったけれど、その代わりに周りの人からのやさしさとか温かさをたくさん感じて、たくさん受け取らせてもらっているなって、ハッとなりました。
自分が迷惑かけてるって落ち込んでばかりいるんじゃなくって、そのとき与えられたものをしっかりと心で受け取れる…それって案外難しくて、でも大事なことだなって思いました。そしてそれを嚙みしめていると、いつの間にかやさしい気持ちになっている自分。
「日常色んなことで悲しくなったり、怒りたくなったり、色んな気持ちになるけれど。
あっこの気持ち、いつも心に留めておこう」
当たり前だけど、わたしは1人で生きてるんじゃない。
あらためて、身近にいる人たちや自分のことを大切にしたいって思いました。
もちろん、やさしくなれないときもあるけどね。でも、そんなときも大事。
そして
「よし、今度だれかがピンチの時は自分が与えられる側でいよう」って。
今、そんな気持ちでいます。
今回、けががおしえてくれたこと。
少しお騒がせしてしまいましたが、わたしにとっては一周回って前向きな春の始まりです。(笑)
桜舞っている今日この頃。
春の風を感じながら、皆さんたみにホッと一息お茶をしに来てください🌸
みんな、ありがとう。
(せきんこ)