賑わい=嵐
2023/07/06
先月へなちょこ酒場があった。たみの中でも、昔からやっている人気企画でスタッフが1日店長としてお店に立ちオリジナルのご飯を振る舞うというものだ。
当日はすごい人でたみのこと知っている近隣の人が勢ぞろい。なんだかんだみんな見守っていてくれてるんだなぁとイベントをするたびに思う。そこにスタッフの個人的な知り合いの人達も参加する。人が変われば訪れる人も少し変わる。スタッフそれぞれに自分をめがけて来てくれる人たちがいるというのは幸せなことだと思った。
とはいえ、いつもの何倍もの人が来るということはそれはもう大忙しで、キッチンの中は始終バタついている。遊びに来たスタッフたちもキッチンを出たり入ったり、そんな様子を横目に自分は泊まりに来た人の宿の案内。それ以外の時間はウッドデッキ席でお客さんとゲーム会を開いてみた。
自分なりのお客さんが持て余す時間を盛り上げる工夫だったが、外見にどう見えていたかはわからない。
ゲーム会には、常連さん、常連さんとスタッフの共通の知り合い、ふと訪れたお客さんが参加した。結果的に全ての層のお客さんが参加していたのが面白かった。
僕は宿の案内で出たり入ったりするので、ゲームには参加せずルール説明に徹する。みんな最初はちょっと首を傾げながら遊び始める。あらかた説明して抜けて帰って来ると二戦目が初めていたりするからやればわかるようになっているゲームの寛大さには驚嘆する。
そんなことをしているうちに時間は経ち、終了1時間前となった。最後にはみんなでビンゴ大会。景品は各々が持ち寄った思い出の物ということで、子供の頃集めたおもちゃや、恋人と拾った物などそれぞれだったが不思議と旅先のお土産たちが多かった。どれもちゃんとしたエピソード付きでそれだけで面白い。
夫婦でカードをシェアする人、ダブルリーチから進まない人、興味ないからと人に自分のカードを預ける人、そしてその人がすぐ当てたりしてビンゴあるあるのオンパレードだった。地元の夏祭り感が漂っている。最後には時間の問題でじゃんけんに勝った人3人がもらえることになりもうむちゃくちゃである。お酒も入って、始まりから終始怒涛でここまできたらなんでもありである。
僕はすべりこみでなんとかじゃんに勝ち、3人目に滑り込めた。PEZ(ディズニーキャラの顔がついてる手持ちのお菓子)が当たった。子供の頃に集めたおもちゃ枠だ。ちょっとだけ困ったのち部屋に飾った。
そうしてへなちょこ酒場は幕を閉じた。嵐のような1日だった。
思っていたよりも人が来て嬉しくも大変な1日だったと思う。店長をしていたちはるさん目線ではどんな1日だったのか是非聞いてみたい。
それは別のめーつかで、、。
はるか