にんげん研究会
2016/10/12| Event
「にんげん研究会」(にんけん)とは、鳥取大学の学生らといっしょに、
“にんげん” をテーマに研究する集まりです。
仕事以外の興味関心を、本を読んだり人に聞いたり話したりして調査し、
研究会で発見したことなどを自由に発表し合います。
オープンな会ですので、県内外問わずお気軽にご参加ください。
どなたでも参加OK、途中入退場も可能ですので、
お知り合いもお誘いあわせの上お越しください。お待ちしてます!
今月のにんけんは、「無縁社会のゆくえ―人々の絆はなぜなくなるの?」第?部の輪読を行います。
頼母子講(たのもしこう)を知っていますか?
参加者同士でお金を融通する民間の互助組織のことで、一定の期日に構成員が掛け金を出し、くじや入札で決めた当選者に一定の金額を交付し、全構成員に行き渡ったとき解散する仕組みになっています。
日本にはこのように人とのつながりや信頼の中でお金を回して助け合えるような仕組みがありましたが、現在はそれが失われたり、変化しつつあるようです。
今回は、「無縁社会のゆくえ―人々の絆はなぜなくなるの?」という本の内容を紹介しながら、自らにとっての「つながり」「縁」がどのようなものか、またそれらはどう変化していったと感じるのかについて議論したいと思います。
キーワードとなる頼母子講、自治、縁、等に興味がある方は、是非御越しください。
今回の内容は、10/28に松崎で行われる三八市で小泉ゼミが主催する「おしえてーな松崎」という催しで続編として展開する予定です。どちらか一方でも十分楽しめる内容となっていますが、両方来ていただく方がより楽しめると思います。ご友人などお誘いあわせの上、ぜひお越し下さい!
参加いただく皆様には、あらかじめお送りする資料を読んできていただけるとありがたいですが、読まれなくても研究会の場で内容をみんなで確認しながら進めますのでお気軽にご参加ください。なお、鳥取大学の学生は必ず読んで来てください。
お手数ですが、以下のURLから文献のPDFをダウンロードお願いします。
– ダウンロードURL –
http://firestorage.jp/download/e4e1270ab5081fb0248176b56b48e2848628d59e
日 時|10月20日(木)19:00〜21:00
場 所|ゲストハウスたみ
参加費|無料
企画運営|鳥取大学にんげん研究会(地域学部五島・仲野・小泉・筒井研究室)
ご不明な点やご質問等は、お手数ですが下記のアドレスまでご連絡ください。
お問い合わせ|ninninninlab@gmail.com
【本の概要】
日本では、かつての地縁血縁関係によって築かれていた地域コミュニティでの人間関係が崩壊し、単身世帯が増え、また、近隣関係だけでなく、終身雇用制の崩壊とともに職場での人間関係も希薄になっている。このような人間関係が希薄となった在り様が、NHKにより「無縁社会」と命名された。本書では、日本に急速に広がりつつある「無縁」の実態をデータで示しつつ、一人暮らしのリスク、高度経済成長の反動、単身世帯の増加、未婚率の原因、高齢者特有の心理を解き明かす。孤独とは悪なのか、回避していくべきものなのか。超高齢化社会が必ず直面するであろう問題を分かりやすく解き明かす。
第?部は、無縁社会の調査や取材に基づく実態、第?部は、無縁社会の経済的原因やその人口動態に関する背景要因、第?部は、無縁社会における心理や行動についての考察、という構成になっている。